映画は映画館で見るべきである。
この一言でこの記事はおしまいにしてもいいぐらいである。
2019年から世界的パンデミックを経て、映画業界も試行錯誤の末、サブスクリプションという形で人々の生活に寄り添い続けてこられた。
手軽に自宅で映画を見られる時代ではあるが、やはり映画は映画館で鑑賞すべきものなのである。
強制ではないが、映画の魅力を最大限に発揮できるのは劇場のみである。
目次
映画館がどんな場所よりも集中できる空間
映画はその世界に入り込むことが出来て初めて鑑賞したといえる。
没頭できることで登場人物に感情移入ができ、登場人物の人生を疑似体験して戻ってこれるのである。
しかし、没頭するためにはある程度の集中力が必要になる。
そのための環境が映画館にはそろっているのだ。
映画館の環境によって以下のことが期待できる。
- 劇場内が暗く、落ち着く空間
- 視界のほとんどがスクリーンで占められる
- スマホなどの集中を阻害するものがなくなる
- 温度や空気がよいレベルに調整されている
劇場内が暗く、落ち着く空間
暗い空間にいることで視界に入る情報が制限されます。
人は、視界に入る情報により常に脳がフル回転している状態になります。
そうすると、本来発揮できるはずの集中力が発揮できない状態になります。
しかし、部屋を暗くして視界に入る情報が少なくなると、脳が休まりリラックス状態になります。
映画館の劇場内は意図的に暮らすることで脳をリラックスさせて、集中できやすくしてくれている。
もし自宅で映画を鑑賞するときは、なるべく部屋を暗くすることをお勧めする。
視界のほとんどがスクリーン
上記の話の続きなるが、劇場内が暗くなるため視界に情報が入らない代わりに、目の前の巨大なスクリーンのみが視界に入る状態になる。
大きさも距離的に、映画の世界に入り込んだ時に違和感がない大きさである。
視界にスクリーンしか映らなければ半強制的にスクリーンに集中せざるを得なくなる。
映画の内容に没頭するまでの時間も短くなるため、より楽しむことが出来る。
スマホなどの集中を阻害するデバイスがなくなる
マナー違反をする人がいる場合を除いて、
映画鑑賞中のスマホの使用は禁止されている。
つまり、自らの集中を阻害する要因から自然と引き離される状況になるのである。
デジタルデトックスの観点からも、映画鑑賞というのは非常に優れた方法である。
映画は生活的に、体験的にも非日常を味わうことのできるエンターテインメントなのである。
温度と空気の調整
映画館劇場内の温度と空気は非常に気持ちいい。
特に空気に関してはどこの劇場もかなり力を入れている傾向にある。
閉鎖された空間である故の対処ではあるのだが、それ以上にいい環境で鑑賞してもらおうという気持ちが
かなり伝わってくる。
最近の劇場は、映画が始まる前に空気清浄システムの説明をしてくれるところもあるため、一度意識して聞いてみてほしい。
映画は映画館で見ることを想定して作られている
臨場感は映画館でしか味わえない。
映画に感動する要素は多くあるのだが、臨場感だけは劇場でしか味わえない。
集中できる環境で、視界には巨大なスクリーンしか映らない条件が整って初めて映画の世界に飛び込むことが出来る。
これは、どんなに映像がや音響が進化しているとしても、自宅で再現するのはなかなか難しい。
特に映画館で採用されている音響システムは常にアップデートが繰り返される最新のものになる。
360度スピーカーに囲まれ、パンニング(音を左右に振ることで空間を作る技法)により、例えばスクリーン左から何かが入ってくるシーンで、音が左からしか聞こえなくすることで、自分の左の死角から登場するような感覚を味わえる。
自宅で鑑賞するとほとんどの場合、音は前からしかはっせられないため、そこまでの臨場感は生まれない。
もちろん、映画を自宅で楽しむことはできる。
使用するデバイスに関係なく、いい映画は誰が何と言おうといい映画である。
しかしそこには臨場感という大きな要素が抜けている状態である。
臨場感の中であれば、感情の揺さぶりも大きくなり、より満足して劇所を出てくることが出来るのである。
心から映画の世界に入り込んできたという感想を持てるのである。
もし、今後気になる作品が劇場公開されるときは、できれば劇場で鑑賞することをお勧めする。
そしてその作品が心に残る名作だったとしたら、その後自宅でお使いのデバイスで鑑賞しなおしてほしい。
その時、劇場の価値と映画の価値を改めて感じることができるはずだ。
もちろん、映画を自宅で楽しむことはできる。
使用するデバイスに関係なく、いい映画は誰が何と言おうといい映画である。
しかしそこには臨場感という大きな要素が抜けている状態である。
臨場感の中であれば、感情の揺さぶりも大きくなり、より満足して劇所を出てくることが出来るのである。
心から映画の世界に入り込んできたという感想を持てるのである。
こうした理由から 映画は映画館で見ることを想定して作られている のである。
もし、今後気になる作品が劇場公開されるときは、できれば劇場で鑑賞することをお勧めする。
そしてその作品が心に残る名作だったとしたら、その後自宅でお使いのデバイスで鑑賞しなおしてほしい。
その時、劇場の価値と映画の価値を改めて感じることができるはずだ。
映画で臨場感が得られる座席 管理人はここで見る
最後に、映画を一番楽しめる席をご紹介してこの記事を締めたいと思う。
映画館の劇場は、基本的にはどの席に座っても同じように楽しめる設計にはなっている。
しかし、あらゆる席に座ったがやはり場所によって感じられ方は変わってしまう。
そこで、映画を最大限楽しむために臨場感を味わうことに特化したおすすめの席を紹介する。
あくまでも一人で鑑賞するか、映画好きの仲間と鑑賞するときだけ使ってほしい。
家族と行くとき、デートで鑑賞する場合には向かない。

大劇場では比較的前方ブロックが
おすすめ
入口のスロープが両サイドにあるような大きな劇場は基本的には前方のブロックがおすすめ。
字幕が画面の横に縦に表記される作品を警戒して、画像のC列かD列あたりが無難。
ストレスなくゆったり鑑賞するならG列がおすすめ。前方の席が離れているため、リラックスできるうえ、スクリーンの距離が本当にちょうどいい。
ちなみに、スクリーン手前に舞台挨拶用のステージがある場合は最前列がおすすめである
そのほか、家族との鑑賞やデートなら、真ん中か最高列もありである。
最後列に至っては、視界に前方の座席や他の人の頭が入ってきてしまうが、巨大スクリーンを少し遠目で見る感覚がなんとも不思議で意外と悪くない。落ち着いたヒューマンドラマなどであればゆったり見れていいかもしれない。
ただ、前方に比べると臨場感は劣るため、アクション映画やSFなどは前方がよい。