こんにちは、Mr.ケイです。
映画の続編って気になりますよね!
特に続きを匂わせるような終わり方をする映画、本当に罪!
そんな続編やシリーズ映画が面白くなかった、、、なんて経験ありますよね、、?
その理由がただ単純に駄作だったからじゃ悲しすぎます、、
本当に駄作の場合もありますが、ほとんど場合はそうではありませんし、
心構え一つで名作に変えることが出来ます!
今日はそんな映画の見方をお話しします。
目次
そもそもなぜ面白くないと感じたか
先入観を持って観ている
なぜ続編が面白くなかったかの、理由一つ目として前作による先入観を持って観ているということです。
つまり、登場人物や世界観、雰囲気や重要な設定など、引き継いでほしい要素がたくさんあります。
これらを、今回もこんな感じなんだろうなという先入観を持って観てしまうことが多いです。
これらに何らかの変化があったり、なくなってしまうと違和感を感じ、面白くない!という結果になってしまいます。
先入観を持って余計な予測を立ててしまう気持ちはよくわかります。
でもできれば、まっさらな気持ちで鑑賞してみてください。
比較をして観ている
映画を見る時にできればやってほしくない事、それは前作との【比較】です。
比較という一つの情報収集によって、失敗することなく満足したいという人間の本能みたいなものがあります。
これは、映画に限ったことではなく、世の中のあらゆるものに当てはまります。
例えば、この会社は前回美味しいお酒を出していたから、今回のこの新商品も美味しいだろう。
こんな気持ちで新商品を手に取ると思います。
映画の続編も同じような感覚で観てしまいがちです。
ただ、そこで少し立ち止まって考えてほしいのです。
前作は面白かったから、ではなく、今作はどんな感じになっているのだろう。
こう考えていただきたいのです。
次の項目で詳しく説明しますが、映画というのは続編の製作にありとあらゆる事情が関連してきます。
その事情によって、監督、出演俳優、配給会社、などなど全く違ったスタッフで製作されることも少なくありません。
もちろん、ストーリー展開なども、まったく変わってくることがあります。
こうして考えてみると、前作と比較するにはあまりにも状況が変わりすぎていることがあります。
つまり、映画を本当に楽しむためにできれば比較することは避け、新しい一本をまっさらな状態で鑑賞することをおススメします。
続編を新しい1本だと捉えるべき理由
続編の製作期間や背景で映画の作風は変わる
映画には公開スケジュールがあります。
そのスケジュールに合わせて撮影やマーケティングを行います。
この映画の製作の期間はとてもまちまちです。
製作の流れや期間で、シリーズものでも映画の内容は全く異なります
最近上映されて話題となっていたスターウォーズエピソード7.8.9。
7作目「フォースの覚醒」の撮影が始まる前からこの3作品の公開スケジュールは決まっていました。
こういった映画は、3部作通しての大まかな流れや設定が決まっていることがあり、それに準じて製作が行われます。
つまり、1本の大きな作品を小分けにしているイメージです
もちろん製作の途中で監督が変わる事や、大きな起動修正もありますが、
前作から大きく外れて全く違う内容になるということは、そんなに多くありません。
毎回このような状況であれば純粋に続編を楽しみにできるのですが、そうもいきません。
もう一つの突然企画が持ち上がるタイプの映画が多いからです。
最近だとドクタースリープやターミネーターニューフェイトがその典型的な例です。
ドクタースリープは1980年製作のシャイニングの続編で、なんと40年越しの続編です。
ターミネーターニューフェイトもターミネーター2から約20年後に続編が作られた形になります(間にいくつか作品があります)
ここまで期間があかなくても、突然企画し、製作される続編映画も少なくありません。
こうなると、製作陣や俳優も大きく変わる可能性があり、作風は大きく変わりざるを得ないことになります。
たとえ2作目であっても、単純に続編としてみるのに無理が生じます。
つまり、必然的に新しい1本となるわけです
製作陣や俳優が変われば作風も変わる
先ほどの話を少し細かくした内容かもしれませんが、映画のシリーズでよくある、監督や脚本家、俳優が変わるという事実。
実際一つでも変化があれば、作品の質は全く変わってしまいます。
有名なシリーズだと「エイリアン」が挙げられます。
1979年の第1作目から1998年の第4作目まで監督が全員違います。
1作目ではエイリアンの姿が全く見えず、当時劇場では得体の知れない恐怖に襲われた方もいたのではないでしょうか?
その恐怖を期待して2作目を見た人はびっくり!
序盤からたくさんのエイリアンに襲われ、まさに戦争状態、、、
非常にすぐれた作品でしたが、その作風の違いに驚きを隠せなかった人は多かったはず。
この2作品を比べたら、タイトルは同じ「エイリアン」でも全く違う映画だと認識できます。
そもそも製作側が続編も新しい作品として作る
ここまでの話から、続編に期待することはそもそも間違いなのか?という疑問が出ますが、期待は大いにしてください!
ただ、期待の仕方を少し変えましょうという提案です。
どう期待すればいいのか、
2作目も新しい一本であるという期待です!
続編としての期待をするのは少しやめてみませんか?
そもそも1本2000円近くのお金を払って見に行く映画が、前作を見てないと面白くないなんて、そんなばかげた話はありません。
それならその作品を選ばなければいいだろう!と思うかもしれませんが、前作を見た人のためだけに何百億円もかけて映画を製作なんてしないんです。
映画監督は、製作会社は2作目だろうとなんだろうと、初めて見る人が満足できる作品にしなければならないと思いますし、実際そうなってることがほとんどです。
前作のいいところは残しつつ新しい要素が組み込まれていることは必然的に起こりうることです。
内容が少し変わっていることなんて当然と言えば当然でしょう!
観賞する側もそういう心構えでいないといけないと僕は思います。
2作目だろうと新しい1本!は通の見方
映画はその時代が描かれ、監督の伝えたいメッセージが描かれるアート作品であると僕は思いますし、そうであるべきです。
であれば、例えば1作目で【あきらめないこと】というテーマを描き、2作目で【愛の偉大さ】というテーマを描かれることだってあるわけです。
この2作が続編だったとしても、映画の内容やトーン(雰囲気)が全く異なることは容易に想像がつきます。
まとめると
・先入観を持って続編を見ない
・比較して続編を見ない
・続編であっても新しい1本であると心得る
続編だろうとなんだろうと、その都度新しい何かを伝えてくれる。
そんな風に映画を見ることができたら、面白くないと思った続編も名作に変わるかもしれません。