コラム

スターウォーズから学ぶ成功哲学

※注意
この記事はスターウォーズシリーズのネタバレの内容が含まれます。
記事下部には、エピソードⅢの戦闘シーンの動画も掲載されております。

まだスターウォーズを見ていないという方、ネタバレがあると了承の上お読みください。

ジェダイだから成功するのではない、成功したからジェダイなのだ

この言葉が理解できたあなたは、この先を読み進める必要はないと思います。
成功するために必要な思考や、立場をわきまえているからこそこの言葉の意味が分かります。

でも、スターウォーズをいつも違った目線で見直したいなというなら読み進めてください。

新しい発見が必ずあります。

スターウォーズから学ぶ成功哲学

スターウォーズシリーズと言えば、成功哲学でも有名な映画ですよね。

最近は書籍にもなるほど、その色は濃く、ファンも多く馴染みも深いので成功メッセージを受け入れやすいのでとてもいいです。

ではその成功哲学とはどんなものなのか、少し紐解いてみましょう。

成功者の

スターウォーズシリーズの見どころと言えば何と言ってもジェダイ同士のライトセーバーによる戦闘シーン。

光線のごとく光り輝く剣がぶつかり合うシーンは見ていて爽快以外の何物でもないです。
子供から大人まですべての世代が一度は憧れます。

そしてこのジェダイこそが現代で言う成功者になります。

 

フォースと呼ばれる超能力で、物を動かしたり、人の心を読み、時には操る事さえできてしまう、そんな力を持つジェダイは一般の人からすればとてつもなく遠い存在。
もはや近づく事さえできません。

そんなジェダイから学ぶ成功哲学

劇中でジェダイは生まれたときからフォースの素質があるという設定です。
つまり、生まれながらに特別な才能があると、表面上では言っています。

そんなジェダイから学べる事、それは姿勢や考え方です。
彼らのセリフにこそ成功者への道しるべが詰まっているのです。

情人では考えられないような生き方をしている彼らの言動は一つ一つが洗練されています。
時に理解しづらい言い回しをしていますが、いろいろなところで言われている成功哲学とぶっちゃけ変わりません。

だったら本を読むより、映画を見てその考えを心に焼き付けるほうがいい。
そういう人がとても増えていますね。

少し紹介しておきますね。

ジェダイ哲学

哲学1
「マスターヨーダは未来を見よと」オビワン
「今をおろそかにしてはいけない」クワイガン
エピソード1より

先のことを考えて今をしっかり固めようということを言っています。
人はいつで先のことを考えがち、でも先はどうなるかわからないし、
結局今をしっかり積み重ねることが未来で大きな形となるんです。

哲学2
「やってみます」ルーク
「違う、やるか、やらぬかだ。試しなどいらん。」ヨーダ
エピソード5より

映画の名言にもよく登場する言葉ですね。
このやりとりの前後もかなり心にくるセリフが出てきます。
さて、成功者の多くは物事を「やる」と決めて動きます。
試しにとかやってみると言った逃げ道を作ることはしません。
すべてまっすぐに信じて向き合う!ダメだったらとは考えないのです。

哲学3
「ジェダイは人のために自分を捨てます」アナキン
エピソード3より

これはなかなか理解が難しいですが、成功者は例外なく人のためを最優先にして行動します。
そして自分を捨てるというところは、犠牲になるという意味ではなく、相手の立場を一番に考えるという意味です。
つまり、助ける相手がいなければジェダイの存在意義はなくなります。
成功者も、誰かの役に立たなければ成功したとは言えないのです。

映画のメッセージがわかりにくい時はの本を読むのもいいかもしれません。
本を読み、また映画に戻ってくるとジェダイの言葉が理解できるようになるかもしれません。

ここからが本題

多くの人は、成功哲学を基に考え方や生き方を変えようと努力します。
しかし、大半の人は途中で挫折してしまいます。

 

その理由は
結局成功者は特別な存在だから
最初から才能があった
ジェダイと一般人は違う

恐らくこうなってしまうのではないかと思います。


はっきり言います。これは間違いです。

ジェダイになるのは確かに大変です、厳しい鍛錬も必要ですし時間もかかります。

でも断言します!あなたは成功者になります!

あなたと成功者は同じです。
そう、同じ人間なのです。

スターウォーズシリーズ学ぶ本当の成功哲学とは

映画はかっこいいところばかりが印象に残って、多くの人は綺麗な言葉ばかりを感じ取ろうとします。

それが間違いではないですが、本当に学ぶべきところは
哲学や姿勢の前に、ジェダイがあなたと同じであることと、成功できる人間になる勇気と覚悟です。

 

結論を言うとあなたは成功できます。
もう一度言います。なぜならあなたはジェダイと同じ人間だからです。

ヨーダもメイス・ウィンドウも結局は負けた

スターウォーズに出てくるジェダイたちはみな所々で人間らしさを見せるシーンがあります。
これが何を意味するかというと、人間だということを語っているのです。

エピソードⅢでメイス・ウィンドウとヨーダはパルパティーンに勝利することが出来ませんでした。
メイス・ウィンドウに関して、ライトセーバーの腕は前ジェダイ中№1なので戦いは優勢でしたが、最後に命を落とすことになります。

この負けた理由こそ人間であるから
つまり、感情が出てしまったからです。


それではメイス・ウィンドウの戦闘シーンをどうぞ。
メイス・ウィンドウの表情に注目してください。

どうでしたか、なんでそこで、、、ってなりませんでした?
エピソードⅠ~エピソードⅢまでで、穏やかな表情など一切見せないヨーダとメイス・ウィンドウ。
その姿勢からは、まさに賢者であり成功者の鏡であることがうかがえ、常に自分に厳しくあること我々は学ぶことができるのです。

そんな彼らが唯一心を乱される要因がパルパティーン、つまりシスの存在。
今目の前に丸腰の状態で悪の元凶が倒れている、誰がどう見てもチャンスです。
間違いなく多くの人が命を奪いに行くのでしょうが、これこそがジェダイにとっての落とし穴。

誰がどう見てもやるべきだと思うことをやってしまおうとしたのです。

アナキンが隣で、「いけない、裁きの場へ」に対して「法廷も彼の意のまま、生かしておくのは危険だ」とのやりとりがあります。
状況的に、メイス・ウィンドウは明らかに迷いがあることと、セリフ自体が感情論なのです。

感情のままに動くのは人間である証拠

世の中の成功者というのは、どんな状況でも冷静になって行動する。
だからこそ成功できるんですよ。
これはきれいごとです。
時には感情で動くこともあります。

ジェダイである以上、というより人として正しい方法をとらないといけないと考えると、当然裁きの場へ連れて行く、この戦闘シーンが始る直前、「議長、あなたを逮捕します」というセリフもあるんですよね。
なので、メイス・ウィンドウも最初はちゃんと自分のやるべきことがわかっていた。

ところが残念ながら最後は普通の人と同じ、感情のままに行動をとってしまうのでした。

わかりますか?
大きな欲望や怒りの前では、鍛え抜かれたジェダイですら感情に流されてしまう。
ジェダイも時には弱さを見せるってことです。
なぜなら、あなたと同じ、人間だからです。


このシーンがなぜここまで特別なシーンだとわかるのかというと、
そもそもスターウォーズシリーズは戦争映画ですので、両軍のトップであったり、有力者同士が言葉でやり取りをするシーンが多く出てきますし、適だからと言って丸腰の相手の命を奪うというシーンは出てこないんですよね。

有力な登場人物はすべて戦いの中で命を落とします。

それを考えるとこのシーンはかなり特殊で、特別な感情を訴えているシーンということになります。

ちなみに、ドゥークー伯爵が命を落とすシーンは、感情とかではなく完全にシスです。

ヨーダに関しては

そしてヨーダに関しては、恐らく年のせい、という風に思った方も多いんじゃないかと思いますが、僕は単純に焦りだと思います。

戦闘シーンが始まる前にパルパティーンに「傲慢のあまりものが見えなくなったか」と挑発されています。
まさしくその通りで、目の前にいたシスの存在にヨーダは気づかなかったわけです。
そしてその結果、多くのジェダイが命を落とし、壊滅状態にまで陥りました。

現状ジェダイの長であるヨーダが、責任を感じない訳がなく、どんなことがあってもパルパティーンを葬らなければならない。
そう考えていることは容易に想像がつきますが、その考えこそが焦りであり力を鈍らす原因ではないかと考えます。

その証拠に、惑星キャッシークで胸を抑えるシーンがありますが、そのシーンこそヨーダの感情が動いた印象的なシーンですね。

フィンもメッセージの塊

もう一つ、あなたが成功できる理由を紹介しますね。
これは、成功者の持つ力はなにも特別なものではないということを語っているシーンについてです。

エピソードⅧ 最後のジェダイで、レイが「フォースはジェダイの力です、物を動かしたり人を操ったり」という言葉に対して、ルークが「違う、全部間違いだ」というシーンがあります。
その後「フォースは空間に流れるエネルギーだ」と言っているのですが、
これ、本当に簡単に要約すると誰にでも使える力だと言っているのです

その証拠に、スターウォーズの新3部作でフィンがいたるところで特別な力みたいなものを発揮します。
突然レイは生きてると言ってみたり、ライトセーバーを振り回したり、あたかもフォースを持っている伏線かと思われるシーンが多数出てきます。

しかし結局それは、ジェダイでなくても特別なものを感じることが出来るというメッセージでした。

結局立ち向かう勇気があるかどうか

新3部作で色濃く描かれているのは、ジェダイ意外の登場人物の戦う姿勢です。
結局目的を達成するのに何が必要だったか、覚悟と勇気でした。

雑な言い方をすれば、フォースがあるかどうかなんて関係ないし、人はみんな成功するればジェダイです。

「ジェダイは伝説にすぎん」この言葉が物語っていること、

 

それは、空想や憧れに人生をゆだねるのではなく、今目の前にあることに全力で立ち向かい、自分の目標を貫き通せるか

ということではないでしょうか。

かつては栄えた成功者たちも、一瞬の気のゆるみで自らを滅ぼしてしまう。

でも本当の成功というのは、そんな巨大な力ではなく、目の前のことを必死でやり遂げて、結果多くの人に認められること。
そんなことを語っている3部作だと思います。

最後に

ジェダイが自分たちと同じ人間だと感じてスターウォーズを鑑賞することってあまりないと思います。
多くの人にとっての憧れであり、僕自身も最初はジェダイが自分と同じだなんて失礼だとさえ思いました。

しかし、ここにも成功者哲学というものが隠れていて、世の中の成功者はみな、成功者になる前から成功者と何ら変わらない存在だと思っているのです。

恐らく多くの成功者と呼ばれる人がスターウォーズを見たら、ジェダイを見て必ず「自分と同じ人間だな」
そう感じ取ります。

 

これは自信の表れでもありますが、理にかなっていることと言えば、同じであるからこそ成功者の思想や行動が理解でき、同じように成功できるということです。 


これは僕自身も身をもって体験したことで、憧れを抱いている間は成功者の真似をすることさえままならないです。
でも、自分も同じ人間じゃないかと心から思えたときから変わっていきました。

こういう考えを持って、もう一度映画を見直すと、ジェダイの言っているセリフがより理解できるようになり、さらにこれまで気づかなかったところから重要なセリフなどが見つかったりします。

見えれば見るほど教科書へと変わっていくのです。

そしてもう一つ大事なことは、感情移入です。
映画が面白く感じる理由の一つに、感情移入ができるからという理由があります。
この感情移入は、映画のテーマや登場人物が自分と何らかの理由で似てるところがあるからです。
つまり、馴染みがあるからこそ共感できるということになります。
この馴染みのようなところは、面白いことに無意識に感じ取っていることが多いです。

スターウォーズが多くの人を共感させる理由もまた、多くの人に馴染みがあるからです。
それは、憧れであるの存在であるジェダイという存在が、時に苦悩する人間らしさを垣間見せるところにあるのではないでしょうか。
そう、つまり自分たち同じ人間だからと、無意識に感じ取っているということです。

ジェダイは特別な力を持ってたから成功したのではない。

成功者だって、同じ人間だ、特別な力に頼るのではなくしっかり努力すればジェダイになれるということ。

あきらめずに勇気をもって立ち向かっていれば、いつの間にかジェダイになっている、ということですね。